レトロゲームしま専科

このサイトは、レトロゲームの攻略とレビューを中心にしたゲームサイトです。

ファミリーコンピュータ ディスクシステム

「ファミリーコンピュータ ディスクシステム」は、1986年に任天堂より発売されたファミコン用周辺機器です。

ファミコンのゲームと言えば、発売開始からロムカセットだけで提供されてきたのですが、ディスクシステムを装着する事により、ファミコンはディスクカードからデータを読み取ってゲームを遊ぶ事ができるようになりました。

ディスクカードの長所といえば、まずその容量でしょう。両面使用した時には896キロビット(112キロバイト)もの容量を使うことが出来るんです。これは、今のコンピューターの常識から考えるとえらく少なく感じられるでしょうが、1985年に発売されたスーパーマリオブラザーズが320キロビットのROMを使っていた事を考えると、当時としてはかなりの大容量だといえます。実際当時のゲーム雑誌なんかでも、ディスクカードの容量を絶賛していましたし。

しかも、ディスクカードは読み込みだけでなく書き込みも出来るというのが魅力です。当時のファミコンゲームは、超マイナーなデータレコーダなどの手段を除けば、せいぜいパスワードコンティニュー程度ぐらいしか、データの保存手段が無かったのですが、ディスクカードの場合はサクッとカード内にプレイデータを保存する事ができるので、とても画期的だった記憶がありますね。

また、プレイデータだけでなく、「ゲーム自体の書き換え」が出来ると言うのが嬉しい特徴です。これがディスクシステムの最大の魅力では無いでしょうか。当時のファミコン好きの子供の悩みといえば「沢山ゲームを遊びたいけれど、数千円するカセットは滅多に買ってもらえないし…」というものでした。しかし、ディスクシステムの場合は、なんと500円出すだけで新しいゲームがゲットできるというとんでもなくコストパフォーマンスに優れた代物だったのです。当時のファミコンソフトは、大体4,800円程度のものが多かったのを考えると、およそ1/10程度の出費で新しいゲームを入手する事ができるようになったわけです。

地味な長所ですが、拡張FM音源が使えるようになったのも大きいですね。ファミコン本体のみの音源は、結構性能がショボいのですが、ディスクシステムの拡張音源は、非常に美しい旋律を奏でる事ができるんです。ゼルダの伝説やパルテナの鏡のタイトル画面では、この拡張音源がふんだんに使用された名曲が演奏されています。

ソフトウェアも任天堂からは積極的に提供されていて、中でもディスクシステムと同時発売された「ゼルダの伝説」は、その斬新なゲームシステムと高い完成度によりゲームファンを熱狂させ、ディスクシステムの普及に大きく貢献しました。ゼルダの伝説は後にシリーズ化され、今でも新作がリリースされていますね。

そんな夢のような特徴を持ち、順風満帆かと思われたディスクシステムですが、徐々に暗雲が立ち込める事になります。一番困ったのは「大容量のロムが急激に安くなった」ことでしょう。1985年辺りまでは、大容量のロムは値段が高く、ワープロなどのゲーム以外の機械に回されており、ゲーム用として使うのは非現実的でした。しかし、1987年辺りから技術革新の影響もあり、2メガを越えるロムが安価で手に入るようになってしまいました。これにより、容量面のアドバンテージは無くなってしまった訳ですね。後に、バッテリーバックアップというデータのセーブ機能を持ったロムカセットも登場し始めて、ますますディスクシステムのアドバンテージが減っていきました。

そして、メリットであったはずの低価格路線は、「利益が薄くなる」というデメリットも同時にもたらす事になりました。これによってロムカセットの時ほど、サードパーティー製のゲームがあまり供給されなかったのが痛かったですね。ゼルダの伝説は、万人向けの超名作だったんですが、他のゲームはどうもマニアックなゲームばかりだった印象が残っています。

また、ロード時間があるのも難点でしたね。ゼルダの伝説を初めとした任天堂のゲームなどは、プレイヤーのやる気をそがないよう、ロードが入るタイミングにかなり気を配っていた印象があったのですが、サードパーティ製のゲームなどは、こういった点に全く気を配っていない作品も登場し、ディスクシステムのイメージを悪化させました。極めつけのゲームといえば、一歩進むごとにロードが入るとまで言われた「レリクス暗黒要塞」でしょうね(^^;)。

そんなこんなで、徐々にディスクシステムは衰退していくことになりました。こういった事情もあり、「失敗作」という印象を持つ人も多いディスクシステムですが、実は約450万台も売れていたりするんですよね。ゼルダの伝説やマリオ2やメトロイドといった名作も誕生しましたし、個人的にはディスクシステムは結構好きだったりします。

余談ですが、ディスクシステムにカードを入れずに放置すると見れるタイトル画面が結構楽しいんですよね。マリオとルイージが追いかけっこをしているようなデモ画面なんですが、当時は動きのパターンがかなり豊富に感じられて、ずっと見ていても飽きなかった記憶があります。

関連商品(Amazonの商品ページにジャンプします)
ディスクシステム
ツインファミコン 本体




レトロハード・周辺機器・グッズに戻る

トップに戻る
メニュー

inserted by FC2 system