レトロゲームしま専科

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カセットビジョン

「カセットビジョン」は、1981年にエポック社が発売したテレビゲーム機です。

テレビゲームを一般家庭に普及させた立役者というとファミコン(ファミリーコンピュータ)のイメージが強いのですが、実はファミコンが発売されるまでは、カセットビジョンがかなり売れていたんです。ファミコン以前のゲーム機の中では群を抜いた販売数(70万台程度)を誇っていました。

なぜこんなに売れていたかというと、一番の原因は「安さ」でしょう。本体価格が12000円(後に発売されたACアダプタ同梱版は本体13500円)というのは、ほかのゲーム機が数万円で売られていたことを考えると破格の安さといえます。また、カセットも4980円ほどで売られていたため、とても安価でゲームを楽しめることが人気につながりました。ちなみに、1983年に登場した廉価版のカセットビジョンJr.(カセットビジョンジュニア)は、なんと5000円というゲーム機本体とは思えないような価格で販売されていました。

ハードウェアの構造にも大きな特徴があり、なんと本体には電源と操作部だけを搭載していて、CPUはロムカセット内部に搭載しているという、現在の常識では考えられない構造になっていました。また、グラフィックにテレビのチャンネル表示用ICを使用しているのも特徴です。

しかし、低価格路線でかなり売れたのはいいものの、その性能は1977年にアメリカで発売された「アタリVCS」にも劣るという、かなり貧弱なものという現実がありました。私は小さいころにカセットビジョンJr.を買ってもらったのはいいものの、そのゲーム画面は当時の基準としても悲惨なグラフィックでした。なんといっても、ドットがとんでもなくデカくて荒いのが最大の特徴です。

ゲーム機をそんなにしょっちゅう買ってもらえるはずも無く、我が家は長い間「カセットビジョンJr.」で我慢しなくてはならないという過酷な現実と向き合うことになりました。ファミコンを遊びたいときには友達の家に行かなくてはならないというのは何かと面倒だったですね。そんな思い出のせいで、私の脳内には「エポック社=品質最悪メーカー」という情報が深く刻み込まれています(^^;)。

また、ゲーム自体にも結構特徴があり、あきらかな「パクリ作品」が横行していたのが特徴です。代表例を挙げると…

  • パクパクモンスター=パックマンのパクリ
  • モンスターマンション=ドンキーコングのパクリ
  • アストロコマンド=スクランブル(アーケードゲーム)のパクリ
  • モンスターブロック=ペンゴのパクリ

といった感じです。特に「パクパクモンスター」のパクリ具合は半端ではなく、ナムコから訴えられたら100%敗訴していただろうと断言できる具合になっています(^^;)。

そんなこんなで圧倒的な低性能ぶりでテレビゲーム業界を牛耳ってきたカセットビジョンも、1983年に登場したファミコンに駆逐されることとなります。ファミコンは当時としてはかなりハイスペックかつ低価格のハードだっただけに当然の結末といえるでしょう。

しっかし、私がカセットビジョンJr.を買ってもらったのって、ファミコンが発売される数ヶ月前だったんですよね。もう少し我慢していればファミコンを買ってもらえたのに…、と、当時はえらく後悔したもんです。

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