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最強挙士伝説 ファミコマンドー竜

「最強挙士伝説 ファミコマンドー竜」は、1986年にファミコン漫画雑誌「ファミコミック」に掲載された安田タツ夫氏の漫画です。

リアルタイムではほとんど話題になる事は無かったこの漫画ですが、トリビアの泉で紹介されたことから知名度自体は結構高いかもしれませんね。私も当時は見たことも聞いたことも無かったのですが、トリビアの泉でこの漫画を見て衝撃を受けました。

核戦争後の世界を舞台にしている世界観など、北斗の拳の設定をかなり流用しているのが特徴です。「この漫画は北斗の拳のパロディ同人誌です」と言われても違和感が無いぐらいです。北斗の拳の世界に無理矢理ファミコンを組み込んだ感じになっていますね。

ざっとストーリーを説明すると、199X年に起きた核戦争によって、人類は滅亡の危機に瀕していたらしく、残された人々は地下シェルターでひっそり暮らしていたらしいのですが、なんだか知らないうちに「ファミコンの上手さによって決まる身分制度」が登場したんだそうです。もうこの時点で、なんだかよくわからん事になってますね(^^;)。

そんな不条理な世界から弱者(ファミコンが下手な人?)を救済するために現れたのが「ファミコマンドー竜」なんです!しかし、劇中ではなぜかファミコマンド竜と呼ばれていて、ファミコマンドなんだか、ファミコマンドーなのか、どっちなのか良くわからんことになっています。まあ、どっちでもいいんですけど。

普通の漫画家なら、ここから「ファミコンが下手な人を特訓してあげる」「主人公自ら、ファミコンをプレイして支配者とファミコンバトルを繰り広げる」といった感じでストーリーを構築していくのですが、この漫画ではそんな生ぬるいことはしません。

厳密に言うと「ファミコンを使ったバトル」はするのですが、普通の人が考えるような「ファミコンゲームをプレイし競い合う」というものではなく、ファミコンを直接凶器にしてバトルを繰り広げるんです。ザコ戦ではコントローラーをヌンチャクのように改造した武器を使い、ボス戦ではファミコン本体に爆薬を詰め込み、敵に投げつけて爆発させる「爆裂ファミコン」なんていう技を使っています。いやもう、任天堂の人が見たらブチ切れること間違い無しの技ですね(^^;)。

ボスに止めを刺す時の技は「ファミ魂殺法牙竜乱激打」。無駄にかっこよさげな名前ですが、実は単なるジャンプキックで、ファミコンとは全然関係ない困った技だったりします。

無事にボスを倒した後は平和が訪れたようで、主人公はその村(?)を去る事になります。行き先を聞かれた彼は「ファミコン・ゲームの楽しさを伝えるためならどこへでも…」なんて言っていますが、あんたさっきファミコンに爆薬詰め込んで凶器にしてたやん!

この漫画は、今見ると抱腹絶倒の面白さなのですが、当時はあまりに前衛的すぎる作風が理解されなかったのか、あまり話題になる事もなく、しかも掲載された「ファミコミック」もたったの3号で廃刊になってしまうという悲惨な事になってしまいました。

実はこの漫画を書いた安田タツ夫氏は、ファミコンを全くプレイしたことが無かったようで、ファミコン漫画の依頼を受けた時に「なんとかしてファミコン漫画を描こう」と思案した結果がこの作風になったようですね。あまりに無茶な内容が、逆に面白さに結びついているというのはなかなか興味深いです。

関連サイト
超・超人伝説2
スキャン画像が数点掲載されています。




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