レトロゲームしま専科

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ファイナルファンタジーI・II アドバンス

「ファイナルファンタジーI・II アドバンス」は、2004年にスクウェア・エニックスからゲームボーイアドバンス用ソフトとして発売されました。

このゲームは、ファミコンで発売されたFF1とFF2をセットで移植されているため、とてもお得な構成になっています。ファミコンにも実はFF1とFF2がセットになったカセットを販売していたりするのですが…。

このゲームは、グラフィックやサウンドがゲームボーイアドバンスのスペックにあったものになっているというのは言うまでもありませんが、実はゲームシステムや難易度などもかなり変更されています。このバージョン以前に発売されたワンダースワンカラー版やPS版の移植版では、比較的オリジナルに近いゲームバランスでしたが、このゲームボーイアドバンス版は当時を知らない低年齢層をターゲットにしたようで、かなりの変化をもたらしています。

主な変更点などは以下の通り。

GBA版FF1

・倍速移動(ダッシュ)が可能になった
・ショップではまとめ買いが可能
・習得した魔法を忘れることができる
・「ちせい」が魔法効果と魔法防御に影響するようになった
・ハイポーションやエリクサーなどの後のFFシリーズでおなじみのアイテムが登場
・魔法が使用回数制から、MP制に変更
・エーテルが格安で買えるため、魔導師系の魔法が実質使い放題
・オリジナル版ではとてつもない弱さだったシーフと忍者が、鬼のように強くなった
・非常にレベルアップしやすく、難易度が大幅低下
・ロマサガのごとく、どこでもセーブできるようになった
・ボスキャラがパワーアップ(特にラスボス)
・出会ったモンスターが記録されるモンスター図鑑の追加
・オリジナルダンジョンの追加

一番の変更点がMP制への変更でしょうか。オリジナル版では魔法の使用回数が非常に低く、白&黒魔導師が全くといっていいほど役に立たなかったんですが、今回はMP制になっただけでなく、激安でエーテルが販売されているため、かなりの活躍ができるようになっています。特に白魔導師の「ラヒーラ」は重要で、ボスが強力になった分、全体回復魔法の重要性が増しています。

また、オリジナル版では何の役にも立たなかったシーフと忍者も、ナイトと同等かそれ以上の攻撃力を持つようになり、侮れないジョブとなりました。体力が低いという欠点はあるものの相当強いです。

オリジナル版では非常に強かったモンクや赤魔導師も弱くは無いのですが、モンクは「ちせい」が低いため非常に魔法防御が弱くなり、赤魔導師も「ちせい」が低いため魔法の威力が弱く、なおかつ「ラヒーラ」のような強力な全体回復ができないため、ボス戦では白魔導師より見劣ります。オリジナル版では最強だった「戦士、モンク、モンク、赤」のパーティーではラスボス戦でかなり苦戦する可能性が高いです。逆にデフォルトパーティーである「戦士、シーフ、白、黒」のパーティーでは余裕でラスボスを撃破できでしまったり(^^;)。今回はデフォルトパーティーが一番無難かもしれません。

その他の追加要素であるモンスター図鑑や、オリジナルダンジョン「Soul of Chaos(ソウル・オブ・カオス)」は蛇足だと感じましたね。特にSoul of Chaosの出来は酷く、ただだだっ広いダンジョンをひたすら動き回るだけという面白くもなんとも無い仕様です。強力なボスキャラなども存在するのですが、そこにたどり着くまでが面倒すぎるため、ほとんど魅力を感じなかったですね。

全体的にはサクサク遊べて、なかなか楽しかったのですが、追加要素が面白くもなんとも無いのが非常に残念。

GBA版FF2

・武器、魔法のレベルが滅茶苦茶上がりやすくなった
・攻撃を食らわなくても、たまにHPが成長するようになった
・ステータスが下がらなくなった
・武器と盾の魔法干渉が無くなった
・同じ種類のアイテムが99個持てるようになった
・アルテマの威力が上がった
・どこでもセーブ可能
・オリジナルシナリオ「Soul of Re-Birth(ソウル・オブ・リバース)」が追加

熟練度システムがかなり見直されており、どちらかというとFF2というよりロマサガに近い感じですね。ステータス減少無し、ノーダメージHP成長など。

特に武器、魔法のレベルの成長システムは大きく見直されており、私がプレイしたときにたった二回の戦闘で武器レベルが1→2に成長したときはぶったまげました(^^;)。このゲームではロマサガのごとく敵の強さに大きく影響されていて、強敵と戦えばレベルはガンガン上がるのですが、ある程度強くなってしまうと並の敵では全然熟練度が上がらなくなってしまいます。個人的には、弱い敵相手でも地道に強くなるオリジナル版の方が良かったような…。

オリジナル版では育成しにくかった魔法系のキャラですが、今回は単純に魔法の威力が上がっただけでなく、レベルも簡単に上がりますし、エーテルも99個持てますから、非常に育成が楽になりました。これはいい改善点では無いでしょうか。

そしてオリジナル版では問題だった「究極魔法(のはずの)アルテマ」の威力が大きく見直され、普通に実践投入できるほど強くなりました。これでミンウの死が無駄ではなくなったという事ですね。…しかし普通にプレイしているとフレアやホーリーと大して威力が変わらないので、やっぱりあまり役に立たない気も…。

ちなみに即死系魔法は相変わらず強いです。オリジナル版と同じく「トード」が強いのですが、それ以上に「テレポ」もかなり成功率が高いです。

FF1では残念な出来だったおまけダンジョンですが、FF2のオリジナルシナリオ「Soul of Re-Birth(ソウル・オブ・リバース)」はかなり面白いです。これは、ミンウ、スコット、ヨーゼフ、リチャードといったゲーム内で非業の死を遂げてしまったキャラが冥界(?)みたいなところでバトルを繰り広げるというものです。キャラのステータスはゲーム内のものを引き継ぐので、あまり育成していないと序盤の難易度がやたらと高くなってしまうのが辛い。なぜかスタートポイントに回復ポイントが存在しないというスクウェア・エニックスとは思えない鬼畜設定ですので、プレイするときには要注意を。

まとめ

オリジナル版とは色々と違うところが多いのですが、「お手軽版FF1&2」として遊べば結構面白いと思います。しかし、FF1のおまけダンジョンの出来が酷すぎるのが残念無念…。

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