レトロゲームしま専科

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魔界塔士Sa・Ga

「魔界塔士Sa・Ga(SaGa サガ1)」は、1989年にスクウェアからゲームボーイ用ソフトとして発売されました。ワンダースワンにも移植されています。

スクウェアといえば、この時期はファイナルファンタジーシリーズなどをリリースして、確固たる人気ゲームメーカーとしての地位を築いていた時期です。そんなところに登場したのがこのゲーム。携帯ゲーム機初のRPGというだけでなく、スクウェア初のミリオンセラー作品ともなった、記念すべきゲームです。このゲームは、FF2のスタッフが中心となって製作されたようです。

アイテムや魔法の名前などはファイナルファンタジーのものをかなり流用しているのですが、それ以外の面ではFFシリーズとはかなりの違いがあります。

一番の違いは成長システムでしょう。FFシリーズでは基本的に「レベルアップ」で成長していくのですが、今回はキャラクターメイク時に決定する種族ごとに成長の仕組みが大きく異なっています。

一番基本的な種族となる「人間」。これは戦闘で成長することは一切なく、パラメータを上昇させるにはショップにある「ちからのもと」「すばやさのもと」「HP200」といったドーピングアイテムを使用して成長させねばなりません。いってみればドラクエの「ちからのたね」とかが市販されているようなもので、成長はお金しだいというわけですね。

次は「エスパー」。人間と比べて装備できるアイテムは少ないものの、戦闘終了時にランダムで特殊能力を習得することがあります。運がよければ序盤で強力な能力を取得できることもあるという、運要素の強い種族です。また、パラメータは戦闘終了時にランダムで能力がアップしていきます。成長にお金がかかりませんから、コストパフォーマンスは高いです。

最後に「モンスター」。当時のFFシリーズではモンスターを仲間にすることは出来ませんでしたが、サガシリーズではモンスターをパーティーの一員に加えることが可能です。モンスターは戦闘自体で成長することはないものの、たまに出現する「モンスターの肉」を食べることによって違うモンスターに変化します。強いモンスターの肉ほど効果が高いです。女神転生の「悪魔合体システム」と近いものがあるのですが、このゲームではその場で即座に変身できるというメリットがあります。

アイテムの使用回数に制限があるのもFFシリーズとは違うポイントです。使用回数があるために、雑魚戦は弱い武器、ボス戦は強力な武器といった戦略性が生まれるので個人的には好きなシステムです。

世界観やストーリーもFFシリーズとはかなりの違いがあります。FFシリーズは、ファンタジックな中世ヨーロッパ風の世界を舞台とし、少年少女の活躍を描いたストーリーなのですが、このゲームでは打って変わって近未来を舞台にしたクールでハードボイルドな大人のストーリーとなっています。

代表例として

王様「このつるぎが ほしいか
ならば オレを たおしてみろ!」

主人公グループ、問答無用で王様を惨殺し剣ゲット

ついでに、王様の死骸も確認可能

ヘタレ悪役「ま まて まってくれ。な なにが
ほしいんだ。かねか? かねなら
いくらでもだそう。
この たても ゆずろう。や やめろ ひー」

主人公グループ、悪役を問答無用で惨殺し金品ゲット

主人公「てめえの ような やつが
1ばん むかつくんだよ!」

序盤からこんな殺伐とした会話が繰り広げられます。FFシリーズではとても考えられません。そういえば「罪の無い人を惨殺して剣ゲット」って仕様は「ロマンシングサガ」にも継承されていますね(^^;)。

ついでにこんなのも

仲間1「おい 仲間4!
ガルガルやろうと
いいおんなと どっちがすきだ?」
仲間4「きくまでも なかろうよ!」

このキザなやり取りは、いまだに印象に残っています(^^;)。

それ以外にも、仲間を生き返らせるお金をケチるために見捨てることができたり、プルトニウムを取りに行ったり、核爆弾をぶっ放したり、ラスボスをチェーンソーでバラバラにしたりと、記憶に残る強烈なシーンが目白押しです。

1Mのロムだけあって、短時間でクリアできてしまうのは難点ですが、それにも増していろいろと「尖った」作品に仕上がっている名作です。もし未プレイの方がいるのなら、ぜひともプレイしてほしいゲームです。

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