レトロゲームしま専科

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天地を喰らうII 諸葛孔明伝

天地を喰らうII 諸葛孔明伝は、1991年にカプコンからファミコン用ソフトとして発売しました。

このゲームも前作と同様に本宮ひろ志氏の漫画「天地を喰らう」をロールプレイングゲーム化したゲームになっています。なお、アーケードゲームの「天地を喰らう2・赤壁の戦い」は、アクションゲームであり、完全な別物です。

続編とはいえ、前作とストーリーのつながりなどは無く、新しい三国志の世界でストーリーが展開されます。前作は、黄巾賊討伐からゲームがスタートしましたが、今回は董卓が死亡し、劉備が曹操に身を寄せている時期からゲームが始まります。最初の任務は袁術の討伐から始まります。

ゲームシステムは基本的に同じであり、細部をマイナーチェンジした感じですね。武将ごとに得意武器が設定されたり、移動中にも策略が使えるようになったりと細かいところで遊びやすさが改善されています。

このゲームと前作の最大の違いは、ストーリーの展開具合ですね。前作は三国志の世界観を最小限度持ち込んだRPGといった感じがあったのですが、今回は「三国志演義」で展開された出来事などをかなり力を入れて再現しているのが特徴です。

「曹操に捕らえられた関羽が、顔良と文醜を打ち取る」
「関羽が劉備の元に帰る関羽千里行」
「赤壁の戦いで、劉備・孫権連合軍が曹操軍を打ち破る」

といった、前作には存在しなかった「三国志演義」のイベントが多数再現されています。NHKで放映されていた「人形劇 三国志」や、横山光輝氏の漫画を見た人ならば、間違いなく楽しめる事でしょう。

しかし仕方ない事ではあるのですが、前作と違いストーリー説明のメッセージが長くなってしまったのが難点ですね。また、メンバーの強制的な入れ替えも頻繁に起きますから、パーティー編成の自由度も阻害されることも多いです。

一番痛いのは「敵の武将を仲間に出来なくなった」ということでしょう。一部の敵将はイベントで仲間になってくれるのですが、史実で劉備軍に所属していた将軍のみです。前作のようなほぼ全ての敵将を仲間に出来るシステムが無くなってしまったのはかなり残念でした。

今回は良くも悪くも「今風のRPG」になったという感がありますね。前作のような「敵が出た→じゃあ倒そう→ついでに仲間にしよう」というレトロRPGならではの、イケイケドンドンな姿勢が個人的に好きだったんですが…。

ストーリーは史実に近い形で進行していくのですが、赤壁の戦いで有名なイベントである「孔明が東南の風をおこす」というイベントでは邪馬台国にいる卑弥呼にお願いしに行ったり、なぜか美味しいお茶を探すためにあちこち奔走したりといった、妙なイベントで萎えてしまうこともあったりなかったり。

更に、呉の武将の出番が赤壁以外では殆ど無く、前作で大変便利だった「しんこうのおふだ」も登場しません。これには困ったもんです。

陣形というシステムも導入されましたが、終盤で習得する「はっけのじん」が強すぎるのが難点ですね。前作では鬼のような強さでプレイヤーを苦しめた司馬懿ファミリーですが、今作では「はっけのじん」を使うとザコ同然の弱さになってしまいます。ラスボスなんですから、もうちょっと何とかしてもしかったですね。

と色々書いてきましたが、決して悪いゲームではなくゲームバランスなどはかなり良好ですし、三国志好きの方はプレイして損は無いゲームといえるのではないでしょうか。

そういえば、このゲーム内のメッセージは「横山光輝 三国志」に出てくるセリフをそのまんまコピペしている場面が結構ありますので、調べてみると色々面白いです。

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関連サイト
MILK BAR 〜 P.M 11:00 〜
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