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トルネコの大冒険 不思議のダンジョン

トルネコの大冒険 不思議のダンジョンは、1993年にチュンソフトからスーパーファミコン用ソフトとして発売されました。

トルネコといえば、ドラクエIVで登場した商人のキャラクターですが、今作では単独の主人公に抜擢されるという出世ぶりです。しかし、今回は一応RPGっぽいゲームではあるのですが、ドラクエとはかなりゲームシステムが異なっています。

このゲームはいわゆる「ローグライクゲーム」と呼ばれるシステムです。ローグライクゲームとは、1981年発売された「ローグ」と呼ばれるゲームがあったんですが、そのゲームがとても奥深く面白いものだったので、ローグの特徴を持つゲームがどんどん登場する事になりました。これが「ローグライクゲーム」というものです。

しかし、家庭用ゲームの世界にはローグライクゲームはなかなか登場しませんでした。1991年にゲームボーイで「カーブノア」が発売されましたが、それほど話題になりませんでしたし。しかし、この「トルネコの大冒険」が大ヒットした事により、世間にローグライクゲームというジャンルが認知されることとなったわけです。

このゲームは、ローグから多くの特徴を受け継いでいます。
  • ターンという概念が存在し、自分が行動しなければ敵が動く事は無い。

  • 食料や満腹度の概念がある。食料を食べないと餓死してしまう。

  • 途中で死んでしまったり帰還した場合は、レベルが1に戻り、アイテムや所持金を全て失う(帰還した場合は、ゲームが進むとアイテムを保存できるようになる)

  • 基本的に、ダンジョンにはレベル1、アイテム無しの状態で毎回挑戦する(通常難度のダンジョンなら、アイテムの持込が可能)。

  • ダンジョンの形、出現するアイテム、敵の配置などは毎回ランダムに変化する。
といったところですね。

「ダンジョンを出ると、アイテムやレベルがリセットされる」というシステムは、ドラクエなどと大きく異なるため一部で戸惑いの声もあったのですが、大多数のユーザーにはこのコンセプトが好評を博すこととなりました。普通のRPGではレベルを上げきってアイテムを集め終わると、やる事がなくなってしまい、飽きてしまうことがほとんどなのですが、このゲームでは毎回レベルやアイテムがリセットされるため、常に新鮮な気持ちでゲームに挑めるというわけです。

また、ダンジョンの形やアイテムがランダムで変化するのもポイントです。普通のRPGなどでは、イベントが起こるポイントや、ダンジョンの形、入手できるアイテムといったものは、ほとんど固定されていますから一度クリアしてしまうと飽きてしまうものがほとんどです。

しかし、トルネコの場合は
  • 序盤なのに超強力な装備が手に入って、楽々進めるようになった。

  • ダンジョンの奥深くまで来たが、いつまでたってもまともな装備が出ない。

  • 序盤は沢山食料が出ていたのに、終盤になって食料が出なくなり、餓死してしまった。

  • アイテムに恵まれサクサク進めていたが、うっかり罠を踏んでしまい大ピンチに陥ってしまった。

などといったいろいろなイベントが毎回ランダムに味わえるのがポイントです。この先にどんなイベントが待ち構えているかは全く分かりませんから、毎回ドキドキしながらプレイできるわけですね。チュンソフトが「1000回遊べるRPG」というキャッチコピーを打ち出したのも納得できます。

ランダムでイベントが変化するといっても、このゲームは単なる運ゲーというわけではありません。プレイヤーの技術が向上すれば、ダンジョンからの生還率は大幅に高める事ができます。通常難度のダンジョン(不思議のダンジョン)ならゲームに慣れれば8〜9割クリアできるようになりますよ。

といったわけで、普通のRPGでは「シナリオ」や「キャラの魅力」や「アイテム収集」といったものを楽しむのが普通なのですが、トルネコの場合は「確率」や「戦略」を楽しむといった感じですね。RPGというよりも、麻雀やメダルゲームなどの「ギャンブル的な先の読めない面白さ」がこのゲームの魅力です。

ちなみに、このゲームのダンジョンの種類には三種類あります。ちょっと不思議のダンジョン(ゲーム序盤で挑戦)、不思議のダンジョン(普通のダンジョン)、もっと不思議のダンジョン(ゲームクリア後に登場する難易度の高いダンジョン)の三つです。

いわゆる「不思議のダンジョンシリーズ」として、この後にいろいろな作品が作られていくわけですが、実は一番ゲームバランスが優れているのは、この「初代トルネコ」ではないか?と感じています。世間的にはトルネコの後に登場した「スーファミ版の風来のシレン」が最高傑作という声が強いのですが、私は初代トルネコの方がいろいろと優れているところが多い気がするんですよね。

初代トルネコは、初代ながらもゲームシステムはほとんど完成していますし、「壺」や「合成」といった概念もありませんから、ゲームシステムもシンプルにまとまっているのが魅力です。

特に合成システムが無いのは大きいポイントで、これによってどの武器と盾をチョイスするかということを考えるのがかなり面白かったりします。それぞれ一長一短あり、万能のアイテムが存在しないのが魅力です。ちなみに合成システムが無い「不思議のダンジョンシリーズ」は、初代トルネコだけだったりします。

また、上級者向けダンジョンの「もっと不思議のダンジョン」のゲームバランスが好きなんですよね。確かに難易度は高いのですが、プレイヤーのスキルが高まれば十分にクリアが可能という絶妙の難易度が魅力です。なおかつ30階でゲーム終了というのもプレイ時間がそれほどかからないのでいい感じだと思います。

シレン以降では、上級者向けのダンジョンの難易度がべらぼうに高かったり、99階を踏破することが義務付けられているので、膨大なプレイ時間が必要になり気軽に遊べないといった欠点を持つ仕様になっている事が多いんですよね。

不思議のダンジョンシリーズの熟練者からすると、初代トルネコの難易度は簡単すぎると感じる方も多いでしょうが、個人的には初代トルネコの「もっと不思議のダンジョン」が最もゲームバランスが優れているように感じます。

ちなみに、「もっと不思議のダンジョン」で99階を目指す事も可能です。「さいごの巻物」というレアアイテムが回収できるのですが、普通にプレイすると結構難しいです。どうしてもクリアできないという方は、30階で奇妙な箱を取ったら1階まで戻る→奇妙な箱を捨てる→また30階まで潜って奇妙な箱を取る→また1階に戻って…、といった「往復」を何回か繰り返す事でアイテムやレベルを強化する事が可能になりますので、この方法を使うことをお勧めします。

このゲームに欠点らしいものは無いのですが、強いて言えば「お金」の使い道がほとんど無い点でしょうか。シレン以降は「ショップ」で買い物をするのに使うのですが、トルネコではショップが無いため使い道が無かったりします。ダンジョンを脱出した時に「ハイスコア」として所持金が記録される程度ですね。

関連商品(Amazonの商品ページにジャンプします)
トルネコの大冒険〜不思議のダンジョン〜

不思議のダンジョンシリーズのゲームリスト

関連サイト
伝説のスターブロブ2
トルネコの大冒険の全体的な攻略サイトです。

秋川藤志のページ
もっと不思議のダンジョンの詳細な攻略サイトです。




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